“全青協役員メッセージ一覧”

全国農協青年組織協議会 副会長

大山 雅行

テーマ美味しさの向こう側

2017.08.01

この度の九州北部豪雨災害をはじめとする、各地での災害等で被害を受けられた皆様に心より御見舞い申し上げます。 私の住む宮崎県では早期水稲の収穫が最盛期を迎えており、全国へと美味しい新米が送り出されています。
 そんな美味しいお米と一緒に食べていただきたいのが美味しいお肉です、全国有数の畜産県である宮崎県は牛豚鶏の生産量もトップクラスでもあります。  宮崎牛を筆頭に様々なブランド肉をもっと多くの方に知って頂き、食べてもらう為に生産者一丸となって技術向上に取り組んでいるところです。

とりわけ今年は宮城県で開催される「第11回全国和牛能力共進会」で宮崎牛の前人未到の3連覇がかかっている事もあり、代表に選ばれた生産者は最高の和牛を作り上げる最終調整に入っています。
 特に注目されているのは今回の代表牛で農業高校所有の牛が三頭もいる事です。
 なかでも「高校生の部」ではなく、一般のプロ農家達を勝ち抜いて代表の座を得た一頭です、引き手は女子高生が務めていて、最終予選で代表獲得のアナウンスが流れた瞬間に泣き出した女の子を不思議そうに覗き込む姿がとても印象的でした。
 今、彼等彼女達はそれぞれ仲間達や地元の先輩農家のサポートを受けながら偉業達成に向けて、日々の管理に取り組んでいます。
 一歩一歩ですが着実に次世代の後継者に技術の伝承も進み始めています、我々はこの後継者達の為にも安心して農業が出来る環境を遺していかなくてはいけないと思います。