テーマ絆～未来(あす)も日本を耕すために～

2011.06.21

今回の東日本大震災で被災された皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興を願っています。

　

この震災に関連し、今、静岡県はお茶の放射能被害に翻弄されています。地震直後に福島原発が水素爆発したことで、一番茶の仕上茶（完成品）から国の暫定基準値である500ベクレルを越すセシウムが検出されました。

この暫定基準値は科学的根拠に基づいて設定された数値ではなく、本当に本当に安全なのですが、今、安全性をアピールしても、消費者の皆さんからは生産者のエゴにしか写らず、消費者はどうなってもいいのかと逆に批判を受けてしまいます。

国には、この根拠なき暫定基準値に振り回される産地の身になってもらいたい。盟友も、JAグループも、行政もこの問題に頭を抱えています。お茶以外の農畜産物にも風評が及ぶかもしれません。

しかし、いつまでも下を向いてばかりはいられません。JAグループ、行政、関係団体が一丸となり正しい理解を求める広報をきちんと実践していきたいと思います。だから、全国の盟友の皆さん、安心して静岡茶を飲んでください。強く願っています。

話は変わりますが、JA静岡青壮年連盟は今年度、創立60周年の節目を迎えました。11月26日には静岡市内でみだしの「絆～未来(あす)も日本を耕すために」をテーマに記念大会を開催します。会場では、「ファーマーズフェスティバル2011」と称し、農産物の即売を中心とした青年部手作りのイベントも開催します。売上の一部は東日本大震災の被災地に義援金として送付する計画です。全国の盟友の皆さんも機会があれば、是非足を運んでいただきたいと思います。

結びに、今年度は、東海北陸地区の代表として、全青協の理事を務めさせていただくこととなりました。不慣れな点もあるかと思いますが、一人でも多くの盟友が青年部に入っていて良かったと思えるよう一生懸命頑張りますので、ご指導よろしくお願いします。