“全青協役員メッセージ一覧”

全国農協青年組織協議会 副会長

天笠 淳家

テーマ未来のために

2014.06.17

「危機に直面している」と常に言われ続けている日本の農業だが、近い将来訪れることが確実視されている危機は、これまで以上に深刻なものになるだろう。その危機とは、これまで日本の農業を支えてきた世代の大量リタイアだ。

 この20年で農業就業人口は約414万人から約261万人に減少しており、平均年齢も59歳から66歳へ上昇した。また、耕作放棄地は約24万ヘクタールから40万ヘクタールへと急速に拡大した。

 日本の農業・地域は、農業者の高齢化や農業所得の減少といった問題を抱えている。これから5年後あるいは10年後には、高齢農業者の大量リタイアにより、今後の農業・地域を誰が担い、どうしていくかという課題に直面する。

 課題解決のためにはJA青年組織の活性化が必要であり、地域との関係性が深い支部活動が元気でなければならない。しかし良くも悪くも、地域や農業におかれた現状に影響される。だからこそ強固にして柔軟な組織と果敢にしてしぶといリーダーが求められている。

 学ぶべき時は学び、

 攻める時は攻める。

 決断、実行力ある全青協を今後も押し進めて行きます。

 未来の農業のために。