“JA香川県青壮年部”

香川県農業協同組合青壮年部 委員長

山田泰三

テーマ「農政対策」について

2014.02.04

これまでの街宣活動などの反対運動でいつも実働部隊として最前線で反対運動を繰り広げてきたのが我々青年組織であると 自負しています。「数寄屋橋」等でのチラシ配りにはじまり、 国会議員会館前での座り込みは我々独自の取り組みであり、イ ンパクトのある行動であったと思っています。

しかしながらこの反対運動を重ねてきつつ不満に思うこと、 それは我々の主張が「農政連」に反映されてないので はないかということである。

現場の声を反映させてこその「農政連」であるべきその組織 に、現場の最先端で活動している我々青年組織の代表が入って いないというのはどういうことなだろうか。

この活動をしているうえでこれが大きな弱点の一つになっているのではないかとさえ思えます。

日比谷野音での集会で取材を受けた経験のある盟友も数多くいることでしょう。昨年私はNHKのキャスターから取材を受け た際「JAの方ですか?」と聞かれ「いえ、農家です」と答え たら「えー農家の人もいるんですか?」と言われました。愕然 としました。

彼らからすればJA=農家ではないのです。

こんな状況では本当の声は国民に届きません、集会に「農協」の代表ではなく「農家」の代表が集まって声を上げるこれこそが内外に向かっての強烈なメッセージになるのではないで しょうか。

現在のJAは業務に素人の農家の代表が御しきれるほど甘い 組織ではありません。信用共済を熟知した職員OBでなければ金 融機関として成り立ちません。組織が肥大化すればするほど 「ガバナンス」「コンプライアンス」など横文字が横行する世 界です。

ただ農政活動を行う組織だけには現場の声を反映出来る農家の代表をと願うのは自分だけではないと思います。

今後のTPP交渉はますます厳しさを増すことでしょう、こんな時だからこそ我々の代表を最高意思決定機関に送り込み、 我々の現場の声が反映出来るような組織に変えていくことが必 要であり、そのためにはそこへ我々の代表を送り込むこれこそが急務であると思います。