“JAならけん青壮年部”

JAならけん青壮年部 部長

松村 容嘉

テーマ農業は変化しないもの

2011.12.06

JAならけん青壮年部部長の松村です。部長になって6年目を迎えこれまで全青協の理事、JAの経営管理委員を勤めるなど、自分自身貴重な経験となっています。

今年は、皆さんもご存知のようにいろんな出来事がありました。東日本大震災、台風の自然災害やTPP参加問題の政治的出来事等とりわけ、福島第一原発については現世代だけでなく後世にも影響を与えるなど虚しささえ感じる大きな災害だと思います。

TPP反対抗議の為に座り込みを敢行しましたが、日本はTPP参加に向けた協議を行なうことを決定しました。

こんな状況の中、農業の6次産業化、大規模化を目指し、政治的に圧力をかけて農業の企業化を進める動きがありますが、少し違和感を覚えます。

農業は食料、花等を生産し消費者に安心して美味しい農産物を食してもらいきれいな花を飾ってもらうことに喜びを感じ、その上で自身の家族の生活を支えています。また、農村での豊かなコミュニティの中で安心して暮らしていけます。

きれいごとではありますが、6次産業化しても、農家は本来商売人ではありませんし成功するのは一握りの方だけでしょう。農業はひとり勝ちでは成り立たない産業です。

安全・安心な農産物を育てて、消費者の信頼を得て、農業で生活したい! それだけなんです。奈良県の農家も精一杯、頑張っています。

これって今の時代では夢ってことでしょうか?