“山形県農業協同組合青年組織協議会”

山形県農業協同組合青年組織協議会 会長

萩原 拓重

テーマ誇るべきもの

2013.05.14

山形県青協会長の萩原です。昨年度に引き続き会長職を務めさせていただくことになりました。山形は数年前まで日本の最高気温録を持っていたほど夏は暑く、初夏までスキーが楽しめるほど冬には積雪があったりと四季がはっきりとしており、その風土を活かして、さまざまな農産物が生産され、農業が大変盛んな県です。

さて、日本が世界に誇るものの一つに高い消費者意識があります。この高い意識で、我が国の農業が支えられていると言っても過言ではありません。そもそもこの高い意識の根底には、日本人が無意識のうちにそれぞれが養ってきた感性があると思います。日本特有の気候・風土を活かし創り上げられる景観や地域で培われた文化、その他さまざまな要素によって、その感性は磨かれて日本人の持つ価値観となっていくと思います。

最近“国益”という言葉を耳にしますが、この素晴らしい感性こそが、日本の持つ国益だと私は思います。世界に誇る高い消費者意識に支えられながら、今後農業を続けていくために、私たち青年部が様々なことを伝えていく必要性が高まってきています。その伝える手段として言葉で訴えかけていくこととともに、日本人の感性に響くような農産物や作っていきたいです。
そしてこれからも雨にも負けず、風にも負けず、泥にまみれながら、日本人の美意識の原点となるような農村景観の一片を創っていこうと思います。