“JA富山県青壮年組織協議会”

JA富山県青壮年組織協議会 会長

大開 守

テーマ1.5%の意地

2010.11.09

 JA富山県青壮年組織協議会会長の大開 守です。

 愛する我がふるさと富山では米・大豆の収穫も終え収穫の喜びに浸る時期のはずが、米価の下落と猛暑による品質の低下でかなりの収入減となりました。追い討ちをかけるように10月1日の菅首相の国会での所信表明の中で環太平洋パートナーシップ協定交渉等への参加を検討発言がありかなり不安になっています。

 10月19日には前原外務大臣が「GDPにおける第1次産業の割合は1.5%だ。1.5%を守るために98.5%のかなりの部分が犠牲になっているのではないか」と述べられました。愕然としました。 TPPに参加して関税が無くなればさらに自給率が下がる事も日本の農業が崩壊する事もわかっていません。

 確かに国際価格ではまだまだ勝負できませんが、安心で安全で美味しいことでは負けません。 農業は命を根底から支えているのだというプライドを持って農業に取り組んでいます。 98.5%の食事を支えているのも我々です。

 わずか1.5%ですが、1.5%で食料自給率40%を支えているのです。

 農業は文化とともに発展する。農業なくして国の発展は無いと思います。

 「子供達が当たり前に食べ物を口に出来るように供給する」1.5%の意地です。