“JAおきなわ青壮年部”

JAおきなわ青壮年部 委員長

島袋 輝雄

テーマ次世代への使命

2013.04.02

なぜTPPなのか。守るべき国益とは何なのか。食を守ると言うが、それは食の量なのか、安全なのか。TPPで自給率が落ちたら、たくさん安いものを入れて済ますのか。

TPPに加入すれば、沖縄県の農業は基幹作物であるサトウキビを中心に壊滅的な打撃を受ける。多くの離島を抱える本県では、島民生活を支える農業が打撃を受ければ、収入を得る手段が失われる。関連産業への影響も確実であり、定住人口の維持もままならなくなる。まさに「島民の夢や希望が失われ無人化する」ことは必至だ。TPPは国防上の問題も含め、国のあり方を変えてしまう過激な協定である。

農業情勢は先行き不透明な状況にあり、食、文化、環境といったかけがえのない財産をどんどん失っている気がする。農業者だけではなく、消費者にとっても他人事ではない。

安全・安心な食と、豊かな自然や暮らしを次世代へ引き継ぐ使命がある我々が、出来る事を一つでも考え、ともに取り組んでいきましょう。