テーマ自らの経営強化により地域と農の担い手へ

2015.03.24

　鹿児島県農協青壮年組織協議会委員長の薗田洋資です。

　私たちの協議会では、「地域と農の担い手」となる青年農業者を養成するために事務局(県中央会)と連携し、「農業経営者塾」を2013年8月に開講しました。

　この研修開催の発端は平成24年に開催した県30周年記念大会のパネルディスカッション「青年部活動を通じての地域活性化について」を受け、「自らの農業経営の強化」、「学習活動の重要性」、「地域活性化のおける青年部の役割」の重要性を痛感した事によります。

　そして、農業経営、販売戦略、経営戦略など10回の研修を受講し、10回目にあたる最終回に成果発表会として、第1期農業経営者塾　成果発表会を行いました。発表者は、(1)わが家の経営概況、(2)外部環境や内部環境の要因分析(SWOT分析)(3)経営ビジョン・戦略(4)今後の目標と行動計画などを柱に将来の農業経営ビジョンを述べました。

　本発表会には塾生の出身ＪＡ組合長やこれまで講師して頂いた方々の出席を頂き、「夢を持ってもうひとつ上のランクを目指してほしい」、「わが家の戦略は家族にも伝え、同じ目標で取り組んでほしい」、「ビジョン、目標、手段を突き詰めてほしい」との激励の言葉を頂きました。

　まだ、この塾の内容などは試行錯誤の段階ですが、まず第1期を終えた事で改善点が出てきており、次期農業経営者塾の内容については協議を重ね、青年部活動自らのものとして率先して取り組んでいきます。

　最後に、地域のリーダーとしてこれからもこれらの取り組みを参考に頑張って行きますので、これからも宜しくお願いします。