テーマ農業どうでしょう

2010.01.26

　鳥取の信本です。

　委員長になってもうすぐ2年になりますが、最近の思いを書いてみようと思います。

　昨今の景気低迷による消費者の低価格志向、中食・外食産業はじめ食品業界の低価格化等による農産物価格の下落、飼料・農業資材価格高騰による経営圧迫、人口減少・高齢化による食料消費減、農家の高齢化・担い手不足による農業労働力の脆弱化等、農業を取巻く環境はより厳しいものになっています。

　政権も交代し、農政は大転換しようとしています。

　しかしながら新農政は、農家戸別補償政策、WTO･FTA･EPA対策をはじめ、その方向性も未だ不透明で先行きの不安感は否めないのも事実です。

　農業を食糧安全保障の中心として位置づけ、市場リスクを軽減し、農家の将来にわたる安定的経営を補償し、再生産可能な農業をめざす為には、消費者の下支えによる消費者負担型農政から、財政の下支えによる財政負担型農政へと転換する必要があると考えます。

　その意味では、農家戸別補償政策には期待していたのですが、どうでしょう･･･。