“秋田県農業協同組合青年部協議会”

秋田県農業協同組合青年部協議会 委員長

松岡秀樹

テーマ命の種

2013.04.30

経済指標・経済効果・経済成長率・新自由主義経済・経済経済…

経済何とか、という言葉が世の中を席巻するようになってどれぐらい経つだろう。

経済とは何か?

かの福沢諭吉は、「世の中を治め、人民を救うこと」と訳したそうだ。

今まさに経済の皮を被った壊国TPPが進められようとしている。

一部の人間だけが救われるのが経済なのか?

これじゃあ福沢諭吉も草葉の陰で泣いているに違いない。

我々が生業としている農業も経済の一部だろう。

しかし、一方通行な経済とは一線を画すものがある。

種をまき、自然の恵みをいただきながら、命を育み、天に感謝し、命をいただく。

そしてまた、命の種をまく。

農業は廻るものだ。

そして日々命を育んでいる、我々は知っている。

強引な生長がもたらす、病や疲弊、弊害、様々な歪みを…。

昨今頻発する異常気象も地球が悲鳴を上げているのだろう。

もはや経済成長を求める時代ではない。

成長よりも成熟を目指すべきではないだろうか?

そしてその成熟の根幹こそが農業にあると信じている。

我々青年部盟友は、その農業を生業にするものとして、本当の意味での豊かな日本の未来の為に、今信じることに突き進もう!

未来につづく、命の種をまくために