“群馬県農協青年部協議会”
テーマ農業、地域、人
2017.02.07
群馬県農協青年部協議会、委員長の水野です。 私は田畑で地域の大先輩と話をする機会が大変多く、農作業の事はもちろん、50年以上前の地域農業の姿など多くの事を学ばせてもらっています。その度に地域農業は自分一人ではできないのだということを思い知らされます。
地域にある田畑は我々の先人達が守り繋いできたものです。普段当たり前のように耕作している田畑は先人達が守ってきたものを一時的に預かっているに過ぎないことに気づかされます。
田畑を守り、地域を守る、そして人から人へ繋いでいく、これこそが農業の本質ではないでしょうか。
先人達はその経営が苦しいときも共に助け合い、地域農業を守ってきたに違いありません。その助け合いの延長から農業協同組合が誕生し、現在まで続いているのです。
「農業改革」が「農協改革」にすり替わり、相互扶助という助け合いの思想に異議を唱える人達にもう一度、農業協同組合の意味を知ってほしい。
農業が地域と人との繋がりの歴史であるということを。