愛知県農協青年組織協議会 委員長
加藤 秀明
テーマ青年部の定義
2016.08.23
愛知県農協青年組織協議会委員長の加藤秀明です。
委員長は今年で3年目です。今年度から全国農協青年組織協議会の理事も仰せつかっております。
地元愛知県一宮市ではイチゴと水稲を作って売っています。加工品作りや海外向けの輸出も行っていますので、興味のある委員長さん方は気軽に聞いてください。
さて、全国に出てきての農協青年部生活もだいぶ長くなってきました。改めて、農協青年部のことを考えてみたいと思います。
私は新規就農者で10年前にIT通信業界から農業に飛び込みました。農業技術のこと、地域のこと、気候のこと、何も知らない私は、青年部のお兄さん方に手取り足取り教えてもらいました。今でも地元で青年部活動を通じ、いろいろ教えてもらっています。そんなことから青年部っていいなあ、という想いを持っています。
また、全国の青年部の会議に3年も出てきていると、人とのつながりがいろいろ広がります。今年は参議院選挙もありましたので、いろいろな地域に行き、歴代の委員長さん方と再会することができました。この際も青年部っていいなあ、としみじみ味わいました。
そのような活動の中で、私の中で青年部の定義がはっきりとしてきました。それは、「地域で実力を付けた者たちが、東京に集まり、お互い刺激を受け切磋琢磨し、そして、地元に帰って活躍すること」だと思います。
実力のない人間が立場を使ってあれこれ言っても誰も信じませんし、ついてきません。まずは地元で実績を作って、東京に出てくることが大切だと思います。次に、東京での会議は、お互いが刺激を受け各地方の事例を学ぶ場所です。決して会議をこなしたからといって実力がつくわけではありません。そして、地元に帰って、東京の会議で思いついた企画、東京で会った仲間から学んだ事例、そんなのを地元で生かすべきだと思います。地域が発展してこそ、日本の農業が成り立つと考えています。
今後ますます青年部が盛り上がっていくために皆さんがんばりましょう。私もがんばります。
写真は、地元の青年部で田んぼアートを作ったときの集合写真です。