“高知県農協青壮年連盟”

高知県農協青壮年連盟 委員長

川野雅顕

テーマ人との出会い=組織力

2009.03.10

「人との出会い=組織力」

私は委員長になり、もうすぐ1年が経ちます。この一年で、高知県の盟友の方々・全国の委員長・会長をはじめ各県の盟友の方々と出会う機会を頂きました。

 高知県農協青壮年連盟では、平成19年度3月に「JA青壮年部組織活性化方策」を策定しました。その実践の3年目となる本年度は、従来の親睦・交流中心の活動から、農業経営者であり、地域や農業を支える担い手としての資質を高める事を目的とした活動にシフトさせた取り組みを、基本方針として考えています。

 JA青壮年部活動の活性化は喫緊の課題でもあり、活性化に向けた第一歩を踏み出すためにも、県段階で策定した「JA青壮年部組織活性化方策」の事業計画を各単組の事業計画の中にも反映して頂き、その実践に向け取り組んでいきたいと思います。また、9月には「青壮年部組織活動強化研修会(仮)」といたしまして、学習活動の強化を考えています。

 2月25日に中国・四国地区委員長・事務局合同会議を開催しました。愛媛県の村上委員長の地元、JAおちいまばり「さいさいきて屋」で、竹村会長はじめJA全青協事務局の鶴留室長・山本さんも参加頂きました。

 会議の中で、JAおちいまばりの話を聞かせて頂きました。同JAは「生産と販売」「実証と技術指導」「生産者と消費者の交流」「体験と購買」「加工と調理」の機能を集めた地産地消型地域農業振興拠点を整備しています。 1.地産地消の推進 2.地域農業の振興 3.農業の担い手の育成 4.消費者理解の促進 5.安全・安心な食料の安定供給――を実現するとともに、農家の所得も向上させるというのが、この事業のコンセプト・目標です。

 施設内容は、大型駐車場完備、地産地消型農産物展示販売施設(売場面積562坪)、新技術・新品種実証農園(519坪)、体験型市民農園(2,319坪)、地消レストラン(食堂)+料理実習所(101坪)、加工施設(パン工房・フレッシュジュース・アイスクリーム工房)(54坪)、地産地消研修施設(36坪)。JA職員一同、力を合わせてプロジェクトを立ち上げ、現在に至っているという、大変素晴らしい話でした。

 これから私達が取り組んでいかなければいけないことのお手本を、目の前で「見ること・聞くこと・感じること」ができ、自分にとって貴重な会議でした。中国・四国地区に来られる機会があれば是非とも、大変素晴らしい、JAおちいまばり農産物直売所「さいさいきて屋」に足を運んで頂ければと思います。

 全国の青壮年部盟友の方々「一人ひとり」の力を結集すれば、おのずと互いに信頼できる農業界に変化してゆくと思います。

 全国の盟友、一人ひとりの素晴らしい力を繋げてゆき組織力向上を務め、農業界を盛り上げていきましょう。