“広島県農業協同組合青壮年連盟”

広島県農業協同組合青壮年連盟 委員長

武内 祥吾

テーマ次年度への抱負

2009.02.10

広島県の武内です。新年も早1か月が過ぎてしまいました。来年度は私自身も任期の最終年度になりますので、次年度へ向けての想いを綴りたいと思います。

生産調整に絡み思うのは、日本経済の潜在成長率の低下が問題視されている以上、農業や流通分野の生産性向上は避けて通れないのではないか、ということです。そういった中にあって、農協として政府に注文してきたのは、水田畑作経営所得安定対策の要件緩和でしたが、農青連のメンバーにとっては、直接支払い金水準の向上の方が重要ではなかったかと思います。生産調整が見直されればなおさらでしょう。竹村会長も就任当初よく口にされていましたが、農業への補助金の少なさを強く訴えていくべきだと思います。

農協においては、組合員の構成上、中小の農家も平等に考えている以上、先の要求をされるのはやむを得ませんが、専業の担い手となるべき人材が多くを占める青年部においては、独自の要求行動があっても良いと思います。

次に食育への取り組みについても、青年部においては農協では取り組みにくい活動をするのも面白いと思います。

具体的には、盟友個々と小売業者との結びつきの橋渡しをするといったこと。生産者を選別して、世話をするのは農協においては、理念上あるいはコスト上難しいと思います。ですから、このような取り組みを青年部が行えば、食育・地産地消の取り組みで独自性を出せ、新たな活動にもなり、意味があると思います。

次年度では、このような新たな活動に取り組んでみたいと思います。