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畜酪危機突破集会で決意表明

畜酪危機突破集会で決意表明

JA全中と全国農政連は、2月15日、畜産・酪農対策危機突破全国代表者集会を東京都内で、畜酪生産者など800人の参加のもと開催した。

参加者を代表して、JA全青協竹村理事とJA宮崎県農青協角井副委員長が決意表明を行った。

まず、竹村理事は「8年前、夢と希望を持って脱サラして酪農を始めた。失敗等もあったが、酪農のおもしろさがようやく分かりかけ経営も何とか確立できるところまで来た。しかし、昨今の原油・飼料価格の高騰により経営環境は一気に悪化した。また、生産者乳価は10円を要求したもののわずか3円の上昇に留まり、生産を維持することは困難な情況にある。緊急対策とともに制度の変更により、経営の安定と生産基盤の維持・拡大ができる政策が必要である」と訴えた。

続いて、角井副委員長は「宮崎県で繁殖50頭、肥育150頭そしてJAから委託されてキャトルステーション事業を行っている。この、10年間、口蹄疫、BSEといく度も経営の難局に立たされたがなんとか乗り切ってきた。金が金を生むマネーゲームによって穀物価格が上昇し、結果として私たち畜産農家が、愛情を注いできた家畜を手放さなければならないという状況が悔しくてならない。私たち畜産・酪農の担い手が未来に希望を見出せる政策をお願いしたい」と訴えた。

二人の迫力ある決意表明に会場から大きな拍手が寄せられた。