“JA東京青壮年組織協議会”

JA東京青壮年組織協議会 委員長

栗原 剛

テーマ東京で農業を営む意味

2011.09.06

今年度、JA東京青壮年組織協議会委員長を務めております、栗原剛と申します。よろしくお願いします。

まず、この度の「東日本大震災」において被災された皆様にお見舞い申し上げるとともに、一日も早い復興を御祈念申し上げます。

東京のような大都市の中に農地が存在する事は、世界的にも珍しいそうです。また、このような形態が注目されてもいます。自然や景観保全だけでなく、オープンスペースとしての様々な利用価値も評価されての事です。

そして東京の農業経営形態は多岐にわたっており、面積は狭小ながら単位面積あたりの生産額は多く、意欲的な農家が高付加価値型の農業生産を行っています。そして、生産された多くの農産物が直売所で販売され、都民の食卓を賑わせています。

また、東京都モニターアンケートでは、85%の都民が「東京に農業・農地を残したい」と回答してくれています。これには、各単組が様々なイベントや直売等の活動を積極的に行ってきた事も大きく影響していると思います。

私たち都市農家には重い固定資産税や相続税など多くの問題が山積しておりますが、都民に安心安全な農畜産物を供給し続け、多面的機能を有する農地を保全していきたいと思います。その為にも、より一層都民の皆様のご理解が得られるように活動してまいります。