“島根県農協青年組織協議会”

大阪府農協青壮年組織協議会 委員長

草竹 茂樹

テーマ一歩一歩前へ

2020.10.13

大阪府農協青壮年協議会の委員長および近畿ブロック理事の草竹茂樹です。

自然災害で被災されました盟友の皆様、心からお見舞い申しあげますとともに、一日も早い復旧・復興を願っています。

また、新型コロナウイルス感染拡大により、さまざまな活動が制限され、生活様式が変わって参りました。

農業生産においても、青壮年活動においても、停滞ではなく、新しい生活様式に適応した形で、これから一歩ずつ前に進んでいく必要があります。

昔話になりますが、私は、6年前に大阪府の副委員長に就任し、当時の委員長と大阪府内で様々な活動を行ってきました。

その一つとして、私は当時、児童虐待や児童養護施設に関するTV番組をみて、衝撃を受けました。こんなに日本は平和で物資が豊かであるにもかかわらず、まだ、このような実態があることを私自身は知りませんでした。私自身、子どもは地域の宝であると考えていたからです。

当時の役員や事務局などと話し合いをし、児童養護施設に対して、青壮年で何か支援ができないかと。さまざまなことを考えました。その結果、大阪府で今年6年目になる「子ども支援事業」を行うことになったのです。

「子ども支援事業」は、青壮年部員と女性会が連携して、青壮年部員が作った農産物で児童と一緒に鍋づくりをしたり、女性会がグッズ作りや紙芝居など、子どもたちが楽しんでもらえるような取り組みをしています。

今年度については、コロナの関係もあり、この「子ども支援事業」については、これまでに支援した施設に地元青壮年部員の作った農産物を引き続き提供を行い、支援事業を続けていくことで、現在、話を進めているところです。引き続き、子どもたちの笑顔を作る活動を進めていきたいと思います。

現在、私は、青果部会の座長に就任し、「収入保険」について青果部会で議論を進めております。

近年、災害が多発しており、地球温暖化の影響もあり、今後さらに自然環境や人の暮らしが変化すると考えられます。また新型コロナウイルス感染拡大による消費の低迷、乱高下する市場価格、未知の病害虫の発生による農産物被害、農業者を取り巻く現状は、年々非常に厳しいものであります。農業者が安心して営農活動を続けるための経営安定対策の一つとして、「収入保険」は重要と考えます。

今後、10月16日に開催する臨時青果部会と、第3回青果部会で、課題等の洗い出し、国等に対して、要望・提言ができるよう、準備を進めて参ります。

今もなお、コロナが終息しない状況でありますが、委員長・会長の皆様にお会いできるのを楽しみにしております。

今後、皆様と一緒に一歩一歩前に歩んでいきたいと思いますので、下半期もよろしくお願いいたします。