“全青協役員メッセージ一覧”

JA全青協 平成29年度会長 

飯野 芳彦

テーマ皆様に感謝申し上げます

2018.05.28

 生涯の中で一年をこれほどしっかりと踏みしめ、一日一日を過ごしたことは初めてでありました。多くの盟友の方々、各組織の方々と農業を語らせていただきました。

 その中で農業は、人の心と身体を育むものでありそれを永続的に維持するのは、共働であり共同であり協同であると確信いたしました。
 JA全青協は現場盟友が、食育、地元貢献、農政の草の根運動を積み上げたボトムアップの組織であります。一つ一つの積み上げこそが組織の根幹であり、原点は現場にあると思っています。

 農業には真水が欠かせません。狭い国土で有効かつ高膣的に真水を確保する為、40万キロにも及ぶ用水路を毛細血管のように巧みに張り巡らし先人たちは豊かで美しい農地を維持してきてくれました。

 地球10周にも及ぶ用水路を人は作り上げたものであります。ですから人の手で維持しなければ真水は途絶え、中山間地から平場に広がる農地は荒廃してしまします。
その為には現場の課題を一つ一つ確実に解決に導くのは協同の力であります。今こそ産業の垣根を超えた協同の力によって農地という国土を保全し、そこに暮らす多くの産業と国民の皆様方と協同を分かち合い100年後の日本国の為に草の根運を展開していくのはJA全青協であります。
「農地を農地として、地域を地域として次の世代に引き継ぐ」100年の軸で考える事ができるのは現場農業者であります。