テーマ生きる＝食べる

2009.02.16

先日、「ブタがいた教室」という映画を観ました。子ブタを飼育し最後には食べる、その経験をすることによって子どもたちに「命の大切さ」、「食べる」ということを肌で感じさせるというものでした。

今から十数年前に実際に行なわれた授業を映画化したものです。こんなすごい先生がおられたんだ、今の学校で同じことができるだろうかと、大いに考えさせられました。現代のような飽食の時代に生まれ、大量生産、大量消費、大量廃棄を繰り返す世の中で育つ子どもたちに「食べ物を大切にする」という心は育ちにくいと思います。

私たちの支部では消費者と一緒にもち米とサツマイモを植えて収穫し、調理して食べるという活動を続けています。映画のように「ブタの飼育」は無理でも、農業体験を通じて、人間は生きるために「食べる」ということ、食べ物を粗末にしてはいけないということを地道に子どもたちに伝えていきたいと思います。