“全青協役員メッセージ一覧”

全国農協青年組織協議会 副会長

飯野 芳彦

テーマ農業を前進させるために。

2016.08.02

私は埼玉県川越市で農業を営んでおります。私の地域は関東ローム層の丘の上にある畑作地域です。1600年代後半から開墾に入った比較的新しい農業地域です。開墾当初は、葦がおおいしげる不毛の地域でした。入植直後の文献によると、生活用水を確保する為に井戸を掘っても水脈に当たらず開墾を諦めるものがいたり、水を確保する為に数キロ離れた川まで毎日水汲みに行ったりと開墾は困難を極めたそうです。せっかく切り開いた畑もヒエや粟すらも育たない不毛の地だったそうです。そんな畑であっても、豊かな農地になると信じて先人たちは、広葉樹の雑木を植え、林を作りました。そこから得られる落ち葉を毎年畑に施し、耕し、草をむしり、現在の豊かな農地となりました。そんな先人たちに学ぶべきことは、どんな困難な時でも諦めることなく前に進むことだと思います。

 現在の農業をとりまく環境は、厳しい状況にさらされています。こんなとき諦めることなく、チャンスととらえ前に進む我々のツールとしてポリシーブックの活用が問われていると考えています。我々の新たに時代を切り開く大切なものとして、盟友の皆様とともに課題の共有、活用の共有、成果の共有を図っていきたいと思います。その一つ一つの積み重ねで、水の豊かな日本だからこそ将来にわたって農地が農地として受け継がれると信じています。

 夏本番、猛暑の中の農作業にご注意ください。私の地域の特産物である里芋の水やりが大切な季節です。豊作を信じてしっかり夏の農作業をしていきたいと思います。